Glideメーカープランにおけるユーザー制限の回避策について

はじめまして。これまでGlideを使用していましたが、今回メーカープランにアップグレードし、より広範囲で活用しようと考えています。

作成中のアプリ概要

現在、メーカープランにて 受注・発注の管理アプリ を作成しています。
主な機能としては、

  • 取引先(社外)からGlide内で発注を受け付ける
  • 受注内容を基に、社内でワークフローに沿って発送準備を進める
  • 発送時のイレギュラー(誤発注、返品ミス等)に対応するチェックリストやリマインダーを実装し、確認作業を軽減する

このアプリは、社内の少数のユーザーと、最大200社ほどの取引先アカウントを想定しています。

問題点:メーカープランのユーザー制限

当初、ビジネスプランの1ヶ月トライアルで開発を進めていたため、ユーザー制限の問題に気付きませんでした。しかし、メーカープランでは 「パーソナルユーザーのみがログイン可能」 という仕様があることを知り、対応に悩んでいます。

実際に試してみたところ、

  • GmailアドレスYahooアドレス ではログイン可能でしたが、
  • 会社が取得している独自ドメインのメールアドレスではエラーが発生 し、ログインできませんでした。

この仕様により、取引先が持っている会社のメールアドレスではログインできない可能性があり、対策が必要になっています。

検討中の解決策

① メーカープランのままGoogleアカウントを取得してもらう

取引先にGoogleアカウントを作成してもらい、それを使ってログインすれば、Glide内でパーソナルユーザーとして認識される可能性があります。
しかし、

  • 本当にパーソナルユーザーとしてカウントされるのか?
  • どこかのタイミングでGlide側から制限がかかる可能性はないか?
    といった点が懸念材料です。

② ビジネスプランにアップグレードし、ユーザーを増やす

ビジネスプランにアップグレードすれば、ユーザー数の制限は解消されますが、ランニングコストが大幅に増加 してしまいます。
また、

  • 社内ユーザーのみをGlideアプリのログイン対象とし、
  • 取引先は 「発注専用の別アプリ」 を使用し、
  • GlideテーブルやGoogleスプレッドシートを共有 して、社内アプリと連携する
    という方法も考えましたが、取引先側の発注時に 「自社情報の手入力が必要」 になるため、実用性に疑問があります。

求めているアドバイス

現時点では、メーカープランのまま運用する方法 を模索していますが、

  • 取引先にGoogleアカウントを取得してもらい、それでログインさせた場合、Glideはパーソナルユーザーとして認識するのか?
  • もしGlide側がこのアプリの運営がメーカープランの想定を超えていると判断した場合、アプリが制限される可能性はあるのか?
  • 他により良い解決策はあるのか?

について、皆さんのご意見やアドバイスをいただければと思います。

長文になりましたが、何か知見がありましたらぜひご教授ください。よろしくお願いいたします。

考えている通り、現時点ではGoogleアカウントなどのパーソナルユーザーとしてログインが可能ですが、Glideのメーカープランは個人利用を前提としているため、商用目的での利用には将来的に制限がかかる可能性があります。これは避けられないと思います。

短期的な解決策

コストを抑えたい場合、一時的にはGoogleアカウントを使って運用を続けることも可能かと思います。ただし、取引先が200社規模になると、Glide側が商用利用と判断するリスクは間違いなくあります。

長期的な対策

安定した運用を目指すなら、ビジネスプランへのアップグレードが最も確実です。コストが上がる点はありますが、法人アカウントでのログインやユーザー数の制限も解消され、安心して利用できます。

また、もしコストを抑えつつ運用したい場合は、取引先用にGoogleフォームを利用し、そのデータをGlideと連携する方法も検討できます。この方法なら、取引先にアカウント作成をお願いする手間も省けます。

例えば、Googleフォームにパラメーターを付与することで、あらかじめ指定の自社情報などを入れる。。なども考えられると思います。

GoogleスプレットシートとGoogleフォームでQRコード在庫管理システムを作ってみた

これ以外の方法であれば、AirtableやBubbleなどで組みたてる、、方がいいかもしれません。

参考情報

Glideの最新プランや制限については、以下の記事が詳しいので、ぜひご覧ください!

【参考】
Glideの新しいプランについて(2024年版)(New Glide App Pricing: What You Need to Know in 2024)

丁寧な返信ありがとうございます。

Glideのコミュニティーにも問い合わせてみました。
(逆にチェックされてしまうかな、とも思いましたが)
思ったような回答が来ないと思いましたが、ちゃんと人間のオペレータが返信をしてくれました。

:red_circle:Glideへの質問内容】

Makerプランでは、アプリの内容に関する制限はありますか?

Businessプランでは通常、ユーザー数が30人に制限されているのに対し、Makerプランではより多くの個人ユーザーが登録できます。Makerプランは、例えばECサイトの顧客など、個人ユーザー向けに設計されたプランなのでしょうか?

その場合、ユーザーがGmailのようなメールアドレスで登録していても、アプリがビジネス用途(例えば、企業間のシンプルなコミュニケーションツール)と見なされた場合に、何らかの制限や制約が課される可能性はありますか?

:red_circle:回答】
image

その場合、ユーザーがGmailのようなメールアドレスで登録していても、アプリがビジネス用途(例えば、企業間のシンプルなコミュニケーションツール)と見なされた場合に、何らかの制限や制約が課される可能性はありますか?

その用途は本来Makerプランの想定するものではありませんが、いいえ、Pricingページに記載されている制限(個人ユーザーのみ、500回の更新、25/50k行など)以外の特別な制約はありません。

:red_circle:方針として】
Glide側の回答は私の想定の使い方がmakerプランとしてグレーな部分はあるが制限の有無に関しては問題がない、という理解です。
なので、一旦はmakerプランで開発を再開しようと思います。

①googleアカウントを使い取引先にログインしてもらう
→user情報を用いて、発注フローや過去の発注状況などは作り込みやすい。

②makerプランを使うが、
・社内で使うログイン付の管理アプリ
・取引先が使うログインなしの発注機能のみのアプリ
を作成して、あくまでuserの問題に関するリスクを下げる。

③makerプランにてgoogleフォームを連携させる
先ほどご提案して頂いた形かと思います。
実は以前googleフォームを提案させて頂いたんですが、取引先が自社情報を誤って入力する/統一されていない、などの問題と、そもそも毎回自社情報を入力するのがめんどうだ、という点を改善できるようにして欲しいとのヒアリングがありました。

先ほどの提案の中での、事前入力URLを活用してよいシステムに出来ないかとも検討しております。
※googleフォーム上で取引先リストを作っておき、それを選択させる方法は避けてほしいという要望がありました。

・各事業所情報を入力した事前URLを全事業所において作成。
・各事業所に4ケタの数字などのパスワードのようなものを配布。
・ログインなしアプリにパスワードを入力
・入力するrowをuser specificにしておき、Filterで特定のURLだけを表示させる。

:red_circle:質問】
①-③、もしくはそれ以外の解決策ございましたらご意見頂けたら嬉しいです。

ちなみに、ログインしていない状態で、user specificの機能はうまく作動するのでしょうか?
カテゴリ選択などはuser情報の中に入力させて、filterをかけるような形をとっており、user specificはあまり使ったことがありません…

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それでいいと思いますね。

ちなみに、ログインしていない状態で、user specificの機能はうまく作動するのでしょうか?

→一時的には、動作しますが、
アプリを閉じたタイミングで見えなくなりますよ。

【参考】User-Specific Data

ありがとうございます!
参考にして取り組んでみます。

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がんばってくださいませ~。